「保障」と「保証」の違いとは

「保障」と「保証」は、生命保険や重要な契約書などで必ず使われる言葉です。

「保障」「保証」は、どちらも「ほしょう」と読むため使い方の違いがわからない方も多いのではないでしょうか。

今回は、「保障」と「保証」の違いについてお伝えします。

目次

「保障」とは

「保障」とは

  • 「地位や権利などが傷つけられないよう、保護する、守る」
  • 「不安や危害が与えられないよう、責任をもつ」

という意味です。

熟語「保障」は、

  • 「保」…責任をもって担当する、確実なものを約束する
  • 「障」…邪魔をする、防ぐ(ふせぐ)、さえぎる、さしさわりがある

という意味をもつ漢字から成り立っています。

「保障」の使用例としては主に、①社会的に使われるもの②生命保険で用いられるものに分けることができます。

①社会的に使われるもの

  • 「安全保障」…さまざまな脅威から、国民一人一人を守る
  • 「社会保障」…国民全体で困った人を助ける
  • 「人権保障」…人間が自由に生きるための権利を尊重する

などがあります。

②生命保険で用いられるもの

  • 「死亡保障」
  • 「医療保障」
  • 「がん保障」

などがあります。

生命保険で使われる「保障」は、万が一の事故・病気・死亡などの時に困らないように、「あらかじめ損害が起きたときを想定し、脅威から守る」という意味です。

以上のことから、「保障」のキーワードは、「保護」「守る」とすることができます。

「保証」とは

「保証」とは、

  • 責任を負う場面で、相手に大丈夫であると約束をすること
  • 債務の代行としてその責任を負うこと

という意味です。

熟語「保証」は、

  • 「保」…責任をもって担当する、確実なものを約束する
  • 「証」…明らかにする、証(あかし)となる

という意味をもつ漢字から成り立っています。

「保証」の使用例としては、

  1. 「保証書」「保証人」「人柄を保証する」
  2. 「債務保証」
  3. 「年金保証」

などがあります。

「保証書」「保証人」「人柄を保証する」

この場合の「保証」は、物の品質や、人柄が「確かである」「大丈夫である」ことを証明することを意味します。

「債務保証」

「債務保証」とは、「債務者がお金を返せなくなったとき、他者が代わりにお金を保証人として返すこと」という意味です。

この場合の「保証」は、「何かあったときに、責任を持ち対処する」ことを意味します。

「年金保証」

これは、「あらかじめ納めていれば将来確実に受け取ることのできる年金」のことです。この場合の「保証」は、「どんな状況でも必ず責任をもつ」という意味です。

以上のことから、「保証」のキーワードは、「責任」とすることができます。

「保障」と「保証」の違い

「保障」と「保証」の違いについてまとめると、

「保障」は、国や人びとの地位や権利などに害を与えられることがないように「保護」するという意味です。

「保障」の主語は、「国」「権利」「安全」など、大きな組織であることが多いです。

「保障」を使用する場面としては、

  1. 「安全保障」「社会保障」「人権保障」など社会的に使われるとき
  2. 「死亡保障」「医療保障」「がん保障」など生命保険で用いられるとき

に分けることができます。

「保障」のキーワードは、「保護」「守る」です。


「保証」は、

  • 責任を負う場面で、相手に大丈夫であると約束をすること
  • 債務の代行としてその責任を負うこと

という意味です。

「保証」は、「間違いなく大丈夫であると責任を負う」ということを指します。
「保証」を使用する場面としては、

  1. 「保証書」「保証人」「人柄を保証する」など、物の品質や人柄が「確かであることを証明する」とき
  2. 「債務保証」など、「何かあったときに、責任を持ち対処する」とき
  3. 「年金保証」など、「どんな状況でも必ず責任をもつ」とき

「保証」のキーワードは、「責任」です。

「保障」と「保証」の違いまとめ

「保障」と「保証」の違いについてお伝えしました。「保障」と「保証」は、どちらも「ほしょう」と読み、違いがわかりにくい言葉です。

「保障」と「保証」のキーワードは、「保障」は、地位や権利に害がないように「保護する」「守る」・「保証」は、「責任を負って請け負う」です。

「保障」と「保証」の使い方に迷ったときは、漢字からイメージするとわかりやすくなります。

  • 「障」…「差し障り(さしさわり)のあるもの」→「障」がないように保護する
  • 「証」…「証(あかし)」→「証」のため責任をもつ

「保障」と「保証」は、重要な言葉ですのでしっかり使い分けていきましょう。

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