「画鋲」と「押しピン」のちがいとは

小学生のころはよく使用していたけれど大人になると使用頻度が著しく減るものの、と聞かれたら「画鋲(がびょう)」を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。

習字や絵画、時間割や学級新聞など、黒板の横や教室の後ろの壁に様々なものを掲示するのに使った「画鋲」、実は「押しピン」とも呼ばれていたことご存知ですか?

目次

「画鋲」とは

「画鋲」とは、掲示物を固定・掲示するために使われる金属やプラスチックの頭部に鋭い針のついた器具のことです。

かつては、金属製の円板に針を付けた金色のものが主流でした。

ところが、床などに落下し針が真上を向いた状態になりやすく、踏んでケガをする恐れがあることや、自転車のタイヤに刺す、忍者が用いる「まきびし」のようにばらまく、などの悪戯行為にしばしば用いられてしまったため、頭部がプラスチック製のものが台頭してきたようです。

このプラスチック製の「画鋲」は、「ダルマ型画鋲」と呼ばれており、先に述べた金属製の画鋲は当時の製造法になぞらえて「二重画鋲」と呼ばれています。

「押しピン」とは

「押しピン」とは、辞書によると「画鋲」の「西日本方言」や「関西での表現」ななっています。

つまり、「画鋲」と「押しピン」は同じものを指しており、「画鋲」は、関西では「押しピン」と呼ばれているそうなのです。

「画鋲」と「押しピン」のちがい

先に述べたように「押しピン」は「画鋲」の方言であるため、特にちがいがないことがわかります。

掲示物を固定する際に親指などで押し込むようにする行為から「押しピン」と呼ばれるようになったと推測することはできますが、明確な定義や歴史的資料はないようです。

「画鋲」「押しピン」のうちプラスチック製の「ダルマ型」にはいくつか種類があり、持ち手のついた所謂プラスチック製のものを「ダルマ型」と呼び、頭部が球体で、よく地図上に刺して目的地などを表すものを「マップピン」、針が円形ではなくL字になっており、抜いた後が目立ちにくい「L字型」などが存在しています。

文房具の通販サイトなどでは、「画鋲」「ピン」が併記されている、写真・画像を大きく掲載する、などしてどの地域の方が見ても間違えのないように工夫されていました。

「画鋲」と「押しピン」のちがい まとめ

今回は「画鋲」と「押しピン」のちがいについて紹介しましたが、参考になりましたでしょうか。

使用上のケガなどを防ぐための形状の変化(ダルマ型画鋲の登場)、どの地域の方が見てもわかるようなサイト上での表記表現など、小さな「画鋲」「押しピン」にも、様々な配慮が施されているのですね。

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